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『総合人間学』最新刊
『総合人間学 18: 近代的「知」のあり方を問い直す — 授けられる「科学」/「学習」時代に、「学び」はどう対峙する? —』
総合人間学会 2023 年大会シンポジウムでの議論を改めて整理して深めて新たな書き下ろした論稿を収録した。私たちとっての「学び」や「知」はどのような形をしているのかを問うてゆく一つになり得うことを願っている。
(本の泉社:https://honnoizumi.co.jp/book/2024/0606.html)
第18巻 目次
近代知をunlearnする………… 野家啓一
妊娠・出産・子育てをめぐる「知」のあり方を考える
—どこで、誰から、どのように学ぶのか ― ……… 松本 亜紀
「アイヌ文化学習」をめぐる現代的課題
—「セトラー・コロニアリズム」と 「アンラーン」の視点から─ ………… 岡 健吾
知は誰(のため)のものか?
—Learner Directed教育と当事者研究—………… 朝倉景樹
近代知の支配性とその変革地平 ― 総合人間学からの展望:
The Dominance of Modern Knowledge and Horizons of Change: A Synthetic Anthropological Analysis………… 楊 逸帆
『総合人間学17 ポストヒューマン時代が問う人間存在の揺らぎ』
AI技術の世界的な進行のなか、前16号は、人新生とAIの時代における人間と社会を問いました。
続く今17号では、「ポストヒューマン時代が問う人間存在の揺らぎ」をテーマに、6つの論考を収載。
「巻頭の俯瞰的な論考に続き、<ヒューマニズム>そのものへの問いかけ、<人間を超える>
という欲求が歴史的に繰り返されることの今日的な意味、そしてAIアートの創造性への問いが続く。
それを受けた2つの論考が、新しい生命~子どもがこの時代に学び成長することの意味について
人間学的な考察を述べている(はじめに)より」
第17号(目次)
・ヒトの過去・現在・未来
――ポストヒューマンを総合人間学から考える………古沢広祐
・「ポストヒューマン時代」と「ヒューマニズム」の亡霊
「ポストモダン」/「反ヒューマニズム」状況下における「自己決定する主体」の物語について……上柿宗英
・QVID TVM(次はなんだ?)
――「人間を超える」という人間の根源的な欲求について‥‥‥久木田水生
・生成AI(Generative AI)による画像生成は新しい美的ジャンルの創出か? 木村武史
・デジタル社会に生きる子どもたち…‥‥中村俊
・「学ぶ」意志を支えるもの
――道具の使用と意志に呼応する他社という視点から‥‥‥松崎良美
ご購入は、学会員であることを明記して以下、本の泉社さんに申し込むと
2割引きで追加購入できます。ぜひゼミ・読書会などご活用下さい。
本の泉社
〒112-0005 東京都文京区水道2-10-9 板倉ビル2階
Tel:03-5810-1581/Fax:03-5810-1582
メールアドレス: mail[アットマーク]honnoizumi.co.jp
『総合人間学 16 人新世とAIの時代における人間と社会を問う』
総合人間学会編
本の泉社刊
私たちが生きている「便利な社会」はデジタル技術によって自動的に運用されていて、この社会システム(装置)の設計者やプログラマーは誰なのかよくわからないものになっていることに気付く。……この一見幸せな自動社会装置は、命を繋いでゆくこと、戦争をなくすことの前でたじろぐことなくすすんでゆくのだろうか。必要な時に装置の働きに待ったをかけることができるのだろうか。装置をバージョンアップして危機を乗り越えてゆく以外の道はないのだろうか。時代の深い転換のなかで問いあうことをはじめたい」(中村俊「はじめに」より)。2021年6月に開催されたオンラインの学会シンポジウムをもとに、報告者・コメンテーターが執筆した
第16号 (目次)
はじめに (中村 俊)
人新世としてのCOVID―19Crisisと〝AI” 化する社会 (濱松若葉・柴田邦臣)
我々は人新世をいかに生きるべきか (大蔵 茂)
人新世とAIの時代における脱成長 (中野佳裕)
知の変容と人間の主体性の回復――教育に引きつけて (佐貫 浩)
気候危機時代の環境教育 (秦 範子)
AI、デジタル化社会における生殖補助医療技術の発展と倫理的問題 (近藤弘美)
平和教育と脱成長の課題 (戸田 清)
「ポストヒューマン時代」における人間存在の諸問題 (上柿崇英)
おわりに~編集を終えて (中村 俊)
『総合人間学15 コロナ禍を生きぬく、問いあい・思いやる社会を創造できるか』
総合人間学会編
本の泉社刊
この特集号では、コロナ禍の新しい人間の生き方を探求しています。
第15号(目次)
コロナ禍が映しだす人間社会の危機 …… 古沢広祐
コロナ禍と「子ども文化」…… 西郷南海子
新型コロナウィルス感染症流行禍の大学生への影響〈喪失と獲得〉…… 長谷川万希子
予防接種ワクチン副反応による健康被害者の救済と今後の課題について…… 野口友康
新型コロナウィルス感染症パンデミックと日本学術会議問題から考える ……木 村武史
思いやりの思考枠組 ……布施 元
『総合人間学14 いのちのゆれの現場から実践知を問う』
総合人間学会編
本の泉社刊
新型コロナによるパンデミックは、グローバルな経済活動、自然破壊、環境汚染……
私たちのこれまでを問い、どう生きるか、その根本を問う。葛藤し、惑うがゆえに豊かに
なれる人間の、そのありようを地域医療、障がい者の発達保障、「臨床宗教師」……など様々な角度から検証・問題提起する。
第14号 目次
いのちのゆれとの対話から発見する豊かさ ……………………………………………… 中村 俊 5
地域医療の現場から ……………………………………………………………………………… 藤井博之 16
重い障害のある人の発達保障実践から
~”ゆれ” “ゆらぎ”と対話について考える~ ……………………………………………白石恵理子 32
「臨床宗教師」誕生が意味するもの .………………………………………………………大菅俊幸 50
「いのちの電話」活動における実践知・総合知の形成 .…………………………… 種村完司 70
総合知と「自分(私)」——当事者性の視座から「知のあり方」を問う ..… 穴見愼一 87
対話/熟議の場を生成するファシリテーション ..……………………………………徳田太郎 110
共通善の政治学 ——民主政治の再建、福祉・環境政策のために ..…………… 菊池理夫 141
編集後記 …………………………………………………………………………………………………… 175
『総合人間学13 科学技術時代に総合知を考える』
総合人間学会編
ハーベスト社刊
科学技術時代に文系学問不要論に抗して総合知を考える
第13号 目次
I 総合の夢―その実現可能性と不可能性の条件
・異文化交流・学びあいとしての共創的発達)
II 総合を妨げるもの―文系学問不要論:その背景・原理・歴史
・データからみる文系学問不要論の背景
・人文社会科学の軽視と新自由主義(ネオリベ)
・戦前・戦時下の人文社会科学と法学者)
III 総合の試みとコメント
・人類学の新たな総合化をめざして―DNAから人権まで
<コメント> 企業活動の観点から―「総合知」の重要性と活用の諸相)
『総合人間学12 〈農〉の総合人間学』
総合人間学会 編
ハーベスト社
2018年6月10日刊行
1,600円(+税)
ISBN:978-4863390898
A5判 160頁
第12号目次
- 〈農〉を通じて人間と社会を考える−−序にかえて…………..…………尾関周二
I <農>と人間
- 体験的農業論……………………………………………………………………..…….山下惣一
- これからの社会福祉と農 −− 精神障がい者と地域住民にとり豊かな暮らしを実現できる農福連携とは何か……………………………………………………………….. 佐々木秀夫
- 現代の〈孤人(主義)〉・〈人間の危機〉克服と〈農〉の文明史的復権の意義…………………………………………………………………….…………………….亀山純夫
II <農>と社会
- 日本の国土利用構造の転換― 豊かな<農>を基礎にして……………..千賀裕太郎
- 集落の崩壊と地域活性化に見られる住民の葛藤―秋田県北秋田郡上小阿仁村八木沢を実例に…………………………………………………………………………ヴィルヘルム・ヨハネス
- 農の特質と成長経済……………………………………………….……………….三浦永光
- 市場原理主義と農的共生システム…………………………………………….鈴木宣弘
- あとがき……………………………………………………………………….……….北見秀司
『総合人間学11 人間にとって学び・教育とはなにか −未曾有の教育危機に直面して』
総合人間学会 編
ハーベスト社
2017年6月10日刊行
1,600円(+税)
ISBN:978-4863390898
A5判 160頁
第11号目次
I 学びと教育:教育があるのは人類のみ―霊長類学の視点から
- 人間らしい教育の前提としての生物的な発達・学習
-ヒトの育ちをサルから考える……………………………………………木村 光伸 - 人類社会における「教育」の進化
―協働的実践としての教育…………………………………………………..竹ノ下 祐二
II 新自由主義的グローバリゼーション・新国家主義と教育の危機
- 人間にとって学ぶとは―教育の根源を問う……………….……………堀尾 輝久
- 子どもの危機・教育の危機・社会の危機
―新自由主義と安倍内閣の「教育再生」批判…………………………佐貫 浩
III 現場から見た保育・教育の危機
- 乳幼児保育の探究と課題…………………………………………..…………近藤 幹生
- 大学の組織再編と教養の問題………………………………….……………光本 滋
- あとがき……………………………………………………………………….…….北見秀司
『総合人間学10 コミュニティと共生 ― もうひとつのグローバル化を拓く』
総合人間学会 編
2016年5月20日刊行
2,052円(税込価格)
ISBN978-4-7620-2651-5 C3300
A5判 148頁
第10号目次
- 序 人類社会の未来を問う ― 危機的世界を見通すために 古沢広祐
- 維持可能な社会(Sustainable Society)は可能か ― 戦後公害史の教訓から 宮本憲一
- 美しい地域づくり支援の教訓 ― 滋賀県甲良町の事例 千賀裕太郎
- 連帯社会への道 ― 新たな文明への挑戦 津田直則
- グローバル資本主義に抗するローカリズムの論理 武田一博
- 「南」からのエコロジー的な声に耳を傾ける アリエル・サレー
- 〈地域コミュニティ〉を基盤とした多元的グローバル・ガバナンスに向けて 澤佳成
- 転機に立つ人類社会 ― グローバル化のなかのコミュニティを問う 内山 節
- 文化の多様性に関する世界宣言と未来世代の権利 ― コミュニティとの関連において 服部英二
- あとがき 北見秀司
『総合人間学9 〈居場所〉の喪失、これからの〈居場所〉 成長・競争社会とその先へ』
総合人間学会 編
2015年6月20日刊行
2,052円(税込価格)
ISBN978-4-7620-2549-5 C3300
A5判 144頁
第9号目次
- 問題提起 片山善博
- 〈居場所〉そして〈持ち場〉 玄田有史
- 〈居場所〉の喪失と回復 種村完司
- 子どもの居場所づくりをどう進めるか 降旗信一
- 原発事故被災者として〈居場所〉について考える 荒木田岳
- 〈居場所がない〉ということ 太田明
- 〈居場所〉と「社会で生きる権利」 藤谷秀
- 障がい児者を巡る受容と排除 竹内章郎
- 政治的エコロジーと「もうひとつのグローバリゼーション」 北見秀司
- ノーマリズム(正常化志向)と成長の危機、そしてサステナビリティ(持続可能性)の二重の意味について ユルゲン・リンク
『総合人間学8 人間関係の新しい紡ぎ方 3・11を受けとめて』
総合人間学会 編
2014年6月10日刊行
2,052円(税込価格)
ISBN978-4-7620-2459-7 C3300
A5判 168頁
第8号目次
- 地球で生きるための新しい倫理を模索しよう 木村光伸
- 人間の絆の根底を考える 岩田靖夫
- 人間関係の学 渡邉毅
- 〈自己家畜化〉の論理から人間関係のあり方を問う 穴見愼一
- 人間を問うことの現代的意味 片山善博
- 3.11震災復興が問う人間・社会・未来 古沢広祐
- 中山間地域の地域復興 杉山光信
- それが「絆」ならインターネットで十分すぎる 吉田健彦
- 来たるべき社会のための覚え書 木下康光
- イジメ共同体をいかにのりこえるか 清 眞人
- 子どもと青年、家族が遭遇した複合災害 横湯園子
- 韓国で受けとめた〈3.11〉 水野邦彦
- ドイツにおけるエネルギー転換 ミヒャエル・イェーガー(眞鍋正紀 訳)
『総合人間学7 3・11を総合人間学から考える』
総合人間学会 編
2013年6月6日刊行
1,995円(税込価格)
ISBN978-4-7620-2381-1 C3300
A5判 160頁
第7号目次
- 序文 長谷場健
- 3.11以後の科学技術と人間 野家啓一
- 科学技術と〈農〉―東日本大震災を経て 山村(関)陽子
- 構造災の社会学―「事務局問題」と責任帰属 松本三和夫
- 地震・原発・天・鯰―責任とアニミズム的思考 太田明
- 東日本大震災と宮沢賢治―〈順違二面〉の自然観・人間観 西郷竹彦
- 3.11のあと―福島から広島へ―求められる地球時代感覚 堀尾輝久
- 3.11後の直接的、間接的被災者カウンセリング経験―時系列的に変わっていく「必要」の求めに応じて 横湯園子
- 手の発達のもうひとつの方向―文明の転換のために 平山満紀
- 3.11以後の「新たな出発」の意味―食・農・共生を軸に新たな社会・文明を展望して 尾関周二
- 「ポストフクシマ」、そしてポスト日本?―知性の悲観主義、意志の楽観主義(アントニオ・グラムシ) シュテッフィ・リヒター
- 人間らしさの生態的基礎―自己家畜化論の再検討のために 木村光伸
- 学問としての「総合人間学」の課題―その切り札について 上柿崇英
- 総合人間学の課題と方法―小林直樹氏の著作を通して考える 三浦永光
『総合人間学6 進化論と平和の人間学的考察』
総合人間学会 編
2012年5月30日刊行
3,150円(税込価格)
ISBN978-4-7620-2291-3 C3300
A5判 248頁
『総合人間学5 人間にとっての都市と農村』
総合人間学会 編
2011年5月20日刊行
2,625円(税込価格)
ISBN978-4-7620-2175-6 C3300
A5判 212頁
『総合人間学4 戦争を総合人間学から考える』
総合人間学会 編
2010年6月1日刊行
2,940円(税込価格)
ISBN978-4-7620-2089-6 C3300
A5判 256頁
『総合人間学3 科学技術を人間学から問う』
総合人間学会 編
2009年6月1日刊行
2,730円(税込価格)
ISBN978-4-7620-1970-8 C3300
A5判 238頁
『総合人間学2 自然と人間の破壊に抗して』
総合人間学会 編
2008年6月5日刊行
2,730円(税込価格)
ISBN978-4-7620-1854-1 C3000
A5判 240頁
『総合人間学1 人間はどこにいくのか』
総合人間学会 編
2007年5月25日刊行
2,940円(税込価格)
ISBN978-4-7620-1698-1 C3000
A5判 263頁
『シリーズ総合人間学3 現代の教育危機と総合人間学』
柴田義松 編
2006年11月1日刊行
2,100円(税込価格)
ISBN978-4-7620-1608-0 C3300
A5判 240頁
『シリーズ総合人間学2 生命・生活から人間を考える』
小原秀雄 編
2006年11月1日刊行
2,100円(税込価格)
ISBN4-7620-1607-1 C3300
A5判 254頁
『シリーズ総合人間学1 総合人間学の試み 新しい人間学に向けて』
小林直樹 編
2006年11月1日刊行
2,100円(税込価格)
ISBN4-7620-1606-3 C3300
A5判 240頁