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表紙2016総合人間学 第10号(ISSN:2188-1243)

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目次

第一部

序:人類社会の未来を問う―危機的世界を見通すために 古沢 広祐 (p.5)

Ⅰ 経済成長主義とは別の道―日本の事例
維持可能な社会(Sustainable Society)は可能か―戦後公害史の教訓から 宮本 憲一 (p.21)
美しい地域づくり支援の教訓―滋賀県甲良町の事例 千賀 裕太郎 (p.29)

Ⅱ 資本主義に対峙する新たなコミュニティへの展望
連帯社会への道―新たな文明への挑戦 津田 直則 (p.36)
グローバル資本主義に抗するローカリズムの論理 武田 一博 (p.43)
「南」からのエコロジー的な声に耳を傾ける アリエル・サレー(布施 元 訳) (p.56)
〈地域コミュニティ〉を基盤とした多元的グローバル・ガバナンスに向けて 澤 佳成 (p.69)

Ⅲ 新たなコミュニティのための思想
転機に立つ人類社会―グローバル化のなかのコミュニティを問う 内山 節 (p.77)
文化の多様性に関する世界宣言と未来世代の権利―コミュニティとの関連において 服部 英二 (p.86)

第二部

巻頭言
我々はどこから来たのか? 我々は何者なのか? 我々はどこへ行くのか? ―総合人間学の諸課題にふれつつ 尾関 周二 (p.94)

小特集 特別シンポジウム「いま,平和と戦争を考える」
集団的自衛権と安保法とを考えるシンポジウム開催について (趣旨説明) 堀尾 輝久 (p.99)
憲法成立の原点と安保法制「成立」という現点から考える平和 河上 暁弘 (p.102)
日本国憲法の現在:戦後日本における憲法と「自衛権」論議の変遷 柳沢 遊 (p.125)
女性の立場からみた平和:一人の女性弁護士からの憲法9条論 米倉 洋子 (p.134)

寄稿論文
『源氏物語』の人間学 覚え書き 太田 直道 (p.144)
「政治」の「再生」とポスト・マルクス主義―ムフ,ラクラウとアーレント 佐藤 和夫 (p.154)

若手研究者奨励賞受賞論文
環境徳倫理学研究における環境徳と受傷性〈Vulnerability〉 熊坂 元大 (p.171)

一般研究論文
マックス・シェーラーにおける「人間」概念再考―ニヒリズムと動物化の狭間で 岩内 章太郎 (p.181)
承認論の視点から見た遺族ケアの哲学的考察―HBV遺族調査を踏まえて 片山 善博 (p.194)
新自由主義教育改革の新段階―教育課程・教育内容への新自由主義の浸透 久保田 貢 (p.205)

第10回研究大会若手シンポジウム報告:「〈老〉と〈幼〉から考える人間の主体性」
現代社会における生きづらさを考える 人間の尊厳の視点から 大倉 茂 (p.216)
〈老〉と〈幼〉をめぐる多様な価値観 福井 明子 (p.219)
美術教育からみる〈老〉と〈幼〉 田中 千賀子 (p.230)
〈老〉と〈幼〉をつなぐ新たな可能性―消費文化論の視点から 藤原 敬 (p.238)

図書紹介 (会員による新刊著書) (p.248)
『総合人間学』バックナンバー (p.252)
学会会則 (p.256)
投稿規定・執筆要綱 (p.259)

あとがき 北見秀司/下地秀樹 (p.266)

奥付