総合人間学 第9号(ISSN:2188-1243)
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第一部
成長・競争社会と〈居場所〉 ― 問題提起 片山 善博 (p.4)
Ⅰ 現場から〈居場所〉を問う
〈居場所〉そして〈持ち場〉 ― 高齢化と人口減の町で考えた 玄田 有史 (p.8)
「居場所」の喪失と回復 ― 「いのちの電話」活動の経験から 種村 完司 (p.15)
子どもの居場所づくりをどう進めるか ― 3.11 以後の環境教育・自然体験学習論を踏まえて 降旗 信一 (p.21)
原発事故被災者として「居場所」について考える 荒木田 岳 (p.30)
Ⅱ 現代〈居場所〉考 ― 哲学・社会思想の視座から
〈居場所がない〉ということ承認をめぐる闘争と病 太田 明 (p.33)
「居場所」と「社会で生きる権利」 藤谷 秀 (p.48)
障がい児者を巡る受容と排除 ― 生存権理解と関わって 竹内 章郎 (p.54)
Ⅲ 脱成長による持続可能な社会へ
政治的エコロジーと「もうひとつのグローバリゼーション」 ― 脱成長と〈居場所〉の創出のために 北見 秀司 (p.60)
ノーマリズム(正常化志向)と成長の危機,そしてサステナビリティ(持続可能性)の二重の意味について ユルゲン・リンク(真鍋 正紀訳) (p.72)
第二部
巻頭論文
総合人間学の課題と方法 ― ヒトの中のサルとサルの中のヒト 木村 光伸 (p.86)
論壇エッセイ
地球環境問題と人工知能,そして宗教 木村 武史 (p.98)
脳科学の進展は,どのようにわれわれの言語観を変えたか? ― 言語生得説から脳の外部記号説へ 武田 一博 (p.103)
一般研究論文
E・F・シューマッハーの現代経済学批判と「超経済学」の構想 三浦 永光 (p.117)
メディアとしての3D プリンタ ― 世俗的造物主か受苦する人間か 吉田 健彦 (p.128)
年長少年に対する死刑 菅原 由香 (p.140)
民主主義の発生源としての「政治的徳」 ― ダグラス・ラミス『ラディカル・デモクラシー』から見えるもの 高橋 在也 (p.151)
第9回研究大会若手シンポジウム報告:現代社会における子どもと環境のあり方
越境と再統合 ― 現代社会における子どもの問題をめぐる四報告からの示唆 高橋 在也 (p.163)
法的視点からみた親子関係の変化 菅原 由香 (p.168)
子育てをめぐる生活空間の諸問題を考える ― 空間が強いる社会的規範という角度から 浦田(東方) 沙由理 (p.176)
子育ての経験を共有する意義に関する一考察 七星 純子 (p.186)
「子どもを育てる」ことに関する〈通時性の倫理〉の現代的意義 ― 環境倫理学における「世代間倫理」の一考察として 増田 敬祐 (p.195)
会員による著書紹介 (p.205)
『総合人間学』バックナンバー (p.207)
学会会則 (p.211)
投稿規定・執筆要綱 (p.214)
あとがき 宮坂 琇子 (p.220)