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表紙2014総合人間学 第8号(ISSN:2188-1243)

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目次

第一部

地球で生きるための新しい倫理を模索しよう― 序に代えて 木村 光伸 (p.5)

Ⅰ 〈3.11〉後 ― 人間関係を問い直す
人間の絆の根底を考える ― 大災害(3.11)を背景にして 岩田 靖夫 (p.10)
人間関係の学 渡邉 毅 (p.19)
〈自己家畜化〉の論理から人間関係のあり方を問うⅡ ― 言語の視点の位置づけを廻って 穴見 愼一 (p.23)
人間を問うことの現代的意味 片山 善博 (p.35)

Ⅱ 〈3.11〉後 ― 環境が編み出す人間関係
3.11 震災復興が問う人間・社会・未来 ― 伝統文化の力, 地域再編・漁業振興をめぐる相克:持続可能な社会を考えるために 古沢 広祐 (p.40)
中山間地域の地域振興 杉山 光信 (p.52)
記憶と記録 ― 現代情報メディアにおける他者の可能性について 吉田 健彦 (p.59)
来たるべき社会のための覚え書 ― 〈存在の連鎖〉の持つ意味 木下 康光 (p.69)

Ⅲ 〈3.11〉後 ― 人間関係の危機 ― 疎外感に立ち向かう
イジメ共同体をいかにのりこえるか ― 基礎経験をめぐるヘゲモニー闘争の観点から 清 眞人 (p.76)
子どもと青年, 家族が遭遇した複合災害 ― 語ること・語らないこと, 聴くことの意味 横湯 園子 (p.85)

Ⅳ 〈3.11〉後 ― 海外の受けとめかたと「脱原発」の課題
韓国で受けとめた〈3.11〉 水野 邦彦 (p.92)
ドイツにおけるエネルギー転換 ― その問題点と展望 ミヒャエル・イェーガー(真鍋 正紀訳) (p.98)

第二部

巻頭論文
総合人間学と私 人間とは何か その総合的認識をもとめて 堀尾 輝久 (p.115)

論壇エッセイ
脳から考える総合的な人間学 河野 貴美子 (p.124)
学習における当事者性を育むには 武田 富美子 (p.130)
近代日本の知識人と民衆 「近代日本思想論」三部作を終えて 吉田 傑俊 (p.138)

海外特別寄稿
人間の文化的生活に対する発展倫理の影響 郭 玲玲(布施 元訳) (p.143)

一般研究論文
倫理的存在としての人間の社会的基盤 倫理的にふるまうために 大倉 茂 (p.150)
刑罰として死刑は許されるか ― 存置論者の論拠の検討 菅原 由香 (p.160)
うたとことばからヒトの進化を考える 下地 秀樹 (p.171)
過疎地域における神社神道の変容 ― 高知県高岡支部の過疎地帯神社実態調査を事例に 冬月 律 (p.182)
環境化する現代情報技術と現実の変容 ― 現実/仮想の二元論的情報観を超えて 吉田 健彦 (p.197)

告若手研究者奨励賞発表にあたって
若手研究者奨励賞受賞論文
「自己家畜化論」から「総合人間学的本性論・文明論」へ 小原秀雄「自己家畜化論」の再検討と総合人間学的理論構築のための一試論 上柿 崇英 (p.213)
現代社会の〈共〉に関する人間学的考察 ― 〈共〉の構想性と倫理性に触れて 布施 元 (p.226)

投稿エッセイ
個人を救える宗教が何故人類を救えないのか ― 「21 世紀型の宗教改革」の必要性 道正 洋三 (p.236)

第8回研究大会若手シンポジウム報告:〈老い〉を考える ― 近代化・自立・尊厳
〈老い〉への考察をとおしてみえてきたオルタナティブな未来 澤 佳成 (p.241)
尊厳死について 近藤 弘美 (p.245)
人間にとっての〈語り〉の根源性 ― 年を重ねた者と〈語り〉の場の生成 高橋 在也 (p.251)
現代社会における〈老い〉 近代化と人間の商品化の視点から 大倉 茂 (p.261)

会員による著書紹介 (p.269)
『総合人間学』バックナンバー (p.273)
学会会則 (p.276)
投稿規定・執筆要綱 (p.279)
あとがき 宮坂 琇子 (p.286)

奥付